TAISHIの日記

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【薬学部受験】史上初めて高校中退から慶應薬学部へ進学した自分が、実際に行った勉強法を紹介します【化学編】

こんにちは、TAISHI です。

今回は、私が高校中退から一般入試で慶應義塾大学薬学部薬学科(6年制)に合格した際に、

受験生時代に行なっていた化学の勉強方法を紹介します。

 

私は化学は独学では無理だったので、予備校・塾に通いました。

実際に行った勉強の流れは以下の通りです。

入門レベル(教科書レベル)の理解

まずは、教科書の内容を一通り理解できるようにしました。

東進衛生予備校の『高等学校対応 化学』という講座を受講し、

約6ヶ月くらいでこの段階を終えました。

基礎から標準的内容の講義受講・問題演習

ここからはVERITASの受験科・化学を受講しました。

やったのはVERITASの授業ノートの復習と、配布された問題集のみです。

化学は実験内容や化学反応の様子など、

視覚的に理解するべきことが多いため、参考書として『スクエア化学図説』を

使っていました。

カラーの写真付きの図説を、一冊持っておくと良いです。

市販の問題集で、数をこなす

8月以降はVERITASの授業と並行で、問題演習量を増やすため、

市販の問題集を使い始めました。

旺文社から出てる『大学受験Doシリーズ』の化学をやりました。

理論化学、有機化学無機化学それぞれ1冊ずつの合計3冊です。

内容は前半が講義形式、後半は問題演習とその解説となっており、

非常に学習しやすかったです。

最初は『重要問題集』をやるように講師から言われていたのですが、

解説が簡潔すぎてやる気が起きませんでした。

結果的に、『大学受験Doシリーズ』を使って良かったと思います。

受験日までに5周くらいしました。

これだけやれば、慶應薬学部の化学で合格点を取れます。

得点力を上げるためのテストゼミ・赤本演習

最後に、得点力を高めるためのテストゼミをVERITASで受講しました。

加えて志望校の過去問(赤本)の化学の問題を1年分だけ解きました。

私の場合、通っていた塾(VERITAS)のカリキュラムがしっかりしていたため、

市販の問題集(赤本を含む)はほとんど使いませんでした。

(おまけ)化学を学ぶ意義

慶應薬学部に入学してから1番最初の授業は、

当時の薬学部長による有機化学の授業でした。

そこで、教授はこんなことを言い出しまいた。

「化学というのは、理科におけるすべての科目の原点であり、基本です。」

要するに、太古の昔から、人々は生き残るためにまず物質の性質や状態を熟知する必要があったため、そこから化学は必然的に発達してきた・・・みたいな、そんなことを教授は言ったわけです。

まあ、言われてみればその通りで、化学できないと生物はできないし、物理もできないし、地学もできないし、はたまた地理なんかも無理ですよね。

大多数の人にとって、実験も含めて化学を本格的に学べるのは、中学・高校時代だけだと思います。

この機会に、化学を勉強してみてはいかがでしょうか。

最初は嫌で苦手でも、勉強しているうちに日常生活のいろいろなことがわかってきて楽しいですよ。