TAISHIの日記

実体験に基づいた記事を、色々と書いています。体験者の視点から、生の情報を発信するサイトです。

【薬学部受験】史上初めて高校中退から慶應薬学部へ進学した自分が、実際に行った勉強法を紹介します【数学編】

こんにちは、TAISHIです。

今回は、高校中退から一般入試で慶應義塾大学薬学部薬学科(6年制)へ進学した私が、

受験生時代に行なっていた勉強方法を紹介したいと思います。

まずは数学です。

 

〜目次〜

 

数学を勉強する意義

数学の勉強を始めるにあたって、

そもそもなぜ数学を勉強する必要があるのかを知っておく必要があります。

それは、論理的思考能力を身に付け、今後の人生で直面するであろう様々な問題に対処できるようにするためです。

数学では、極めて高度かつ論理的な思考力が要求されます。

問題の本質を浮き彫りにし、それに客観的かつ論理的に対処する能力が求められるのです。

従って数学を勉強することにより、人生の様々な難所で応用できる問題解決能力が身につきます。

数学は独学できる?

数学を独習することは、部分的には可能ですが、ゼロから全てを独習するのは不可能です。

数学の独習が無理な理由は主に2つあります。

1つ目は、数学の場合、わからない箇所を放置して先に進むことができないからです。

わからない箇所を放置しておくと、それ以降の事項が芋づる式に全部わからなくなります。

すると、「わからないから、とりあえず公式を暗記して問題を解いちゃおっ」となり、

少し問題の難易度が上がっただけで、全く解けなくなってしまいます。

結局、「数学わけわからん。やーめたっ!」となってしまうんですね。

2つ目は、数学の問題では、解き方が複数ある場合があるからです。

特に難易度が上がると、様々な解き方が考えられるようになります。

そんな時は、同じ学習レベルの学習者たちと、ディスカッションをしながら勉強を進めていく必要があります。

そんなわけで、数学は独学は不可能であり、実力をつけるのには時間がかかるんです。

入門レベルの基礎を固める

では、実際に私が行なった数学の勉強法を紹介していきます。

まずは、入門の基礎固めです。

この段階は独学可能で、使用する本は決まっています。

文英堂の『これでわかる数学』です。

 

 

この『これでわかる数学』シリーズはI AからⅢCまであります。

最初からしっかり理解していき、公式は暗記せず、自分で証明・説明できるようになるまでやり込みます。

数学に登場するすべての定理は、定義を使って証明することができます。

大学受験レベルでは証明する必要がない定理もありますが、基本的に公式はすべて、自分の手で証明していきます。

自分で証明していない公式は使ってはいけない、くらいの気持ちで取り組むことが大事です。

この本を3〜4周すれば、数学の基礎は完璧です。

私の場合、数ⅢCは全くの未修状態だったので、独学ではなく塾へ通いました。

(VERITASのField4というクラスを受講していました。)

標準問題を確実に解くための解法を身につける

次に、入試標準問題の解法を身につけます。

この段階は半分は暗記作業なので、勉強していてかなり苦痛ですが、避けては通れません。

私は塾(VERITAS)へ通っていたため、この段階からは市販の本は一切使いませんでした。

高校へ通っている方は、『青チャート』の例題と類題を完璧にすると、この段階はクリアできます。

これは数学に限ったことではないのですが、大学受験の入試問題は、ほとんどが標準問題です。

ですから、まずは標準問題を短時間で完璧に解けるようにすることが大切です。

 

自分の頭を使って難問題を解く訓練をする

数学で満点を狙いたい場合は、難問演習をする必要があります。

この段階は、私はやりませんでした。

一般に、東大・京大などの入試問題を150問ほど解くと、この段階をクリアできると言われていますが、受験は総合評価で決まるため、他の科目が苦手な場合は、苦手科目の勉強に集中した方が良いです。

もちろん、この段階では他の学習者とのディスカッションが必須となります。

試験慣れするための実践演習

最後に、試験慣れするための実践演習を行います。

私はVERITASのテストゼミを受講していました。

限られた時間と余白を使って、採点者に自分の考えを伝える答案作成能力、及び得点力を養うことが目的です。

この段階では、教師に自分の答案を添削してもらう必要があります。

(おまけ)薬学部で数学って使うの?

使います。

数学ができないと、薬学部で勉強ができません。

薬学部を目指す方は、

数学ⅠAからⅢCまで、しっかり勉強しておいてくださいね。